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一般眼科

一般眼科ophthalmology

ドライアイ/流涙症

眼の表面は粘膜でできており、涙で必ずうるおっていないと正常に働きません。
涙の成分の変化や眼球表面の粘膜の障害、まぶたの分泌腺障害などで眼が乾きやすい状態になっているのがドライアイで、治療は点眼薬による薬物治療がメインです。
逆に、排水管に当たる涙小点〜涙囊〜鼻涙管の閉塞などで涙の排水ができず、眼から溢れるのが流涙症です。必要なら、排水管を広げるために鼻涙管にシリコンチューブを挿入・留置します(NSチューブ)。

眼精疲労

いわゆる「疲れ目」ですが、原因に眼科疾患が隠れていないか、メガネ・コンタクトは適正か、などをしっかり確認することが重要です。

飛蚊症

ある日突然「虫が飛んでいるように見える」「糸くずが浮いている」「髪の毛がかぶさっているかと思って払ったが、髪ではなかった」などの症状で発症します。多くは生理的な現象ですが、その原因として初期の網膜剥離や眼内出血を起こしている場合があり、精密眼底検査が必要です。

ものもらい(霰粒腫、麦粒腫)

まぶたのできものの代表選手です。霰粒腫か麦粒腫かによって治療方針が異なります。必要なら切開します。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、花粉や住まいの中にあるほこりが原因になって起こる目のアレルギーのことをいいます。

最近では、ハウスダストによるアレルギーが急増しており、1年中室内にあるため、いつ発症してもおかしくありません。また、このアレルギーを「通年性アレルギー」と呼び、花粉症と区別しています。

症状は、目やまぶたがかゆくなり、目をこすったり、かいたりしていると次第に痛みが加わります。症状が悪化すると、透明な角膜の周囲が赤紫になって、結膜にゼリー状の目やにがでてきます。

アレルギー性結膜炎を起こさないようにするには、第一にアレルギーの原因となるものを遠ざけることです。特に、こまめな掃除をする等の生活環境の改善、規則正しい食事や、運動を行う事が大切です。

原因

体内に入ってくる異物を排除しようとするはたらきがあり、このはたらきのことを免疫といいます。

本来、花粉などは異物と感じないしくみになっていますが、アレルギー体質だと異物と認識して、異物を排除しようとする免疫反応がはたらいてしまいます。この過剰な反応のことを、アレルギー反応といいます。 主なアレルゲンには次のようなものがあります。

  • スギ(時花粉期:1~5月)
  • ヒノキ花粉(時期:3~5月)
  • カモガヤ花粉(時期:5~7月)
  • ブタクサ花粉(時期:8~10月)
  • ハウスダスト(チリ、ホコリ、ダニ、カビなど)(1年中)
  • 動物の毛(1年中)
  • コンタクトレンズの汚れ(1年中)
治療方法

アレルギー性結膜炎の治療の基本は、薬物療法となります。薬物療法の目的は、かゆみの症状を軽くすることによって日常生活に支障がでないようにしております。

治療には、抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエータ遊離抑制薬)が、主に使われます。重症の場合には、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬などを使用する場合があります。

また、アレルギー性結膜炎のなかでも、症状の出やすい時期が予測できる花粉などが原因のアレルギー症状の場合には、『初期療法』ができます。

症状が出る前の、花粉飛散時期の約2週間前から、または症状が少しでもあらわれたら、抗アレルギー点眼薬による治療を始める方法で、花粉飛散ピーク時の症状が軽くなります。

毎年花粉症がひどい場合は、症状があらわれる前に眼科を受診することをおすすめします。また、抗アレルギー点眼薬は比較的副作用の少ない薬です。

その他、眼科一般に対して処置・小手術を含み幅広く対応いたします。

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